文章のわかりづらさの原因は
ありがちなタイトルですみません(笑)。
私は5人聞き取りを中心にした、企業向けマーケティングを主に行っています。
その中で、社員の方に課題を与えたり、研修のようなことをする場合もあります。
課題の中には、社員の方にまとまった文章を書いてもらうこともあります。
ところが、多くの方は、そのようなまとまった文章を書いた経験があまりありません。そのため、読みづらくわかりにくい文章になっていることが少なくありません。
「なぜ、読みづらくわかりにくいのか」
を考えたところ、一つの結論に達しました。
それは、
「読みにくい文章は、話し言葉をそのまま文章にしている」
からです。
話し言葉をそのまま書かない
「音として、聞いてわかりやすい文章」と
「文字として、読んでわかりやすい文章」は
まったくの別物です。
しかし、多くの人はその違いに気づかず、口頭で話しかけるような内容を、そのまま文章レポートにしてしまいます。
だから、演説の原稿を読んでいるような状態になり、何が書いてあるのかがわかりにくくなります。
では、どうすればよいか。
簡単です、「話し言葉をそのまま文章にしない」のです。
わかりやすい文章のお手本は「新聞」の見た目
具体的に言うと、「新聞を作る」とイメージすればよいでしょう。
「新聞」と「ただの文字の羅列の原稿」はどう違うでしょうか。
新聞は・・・
■見出しがある。
→項目ごとに見出しをつけましょう。
■文字の大きさや書体などでメリハリがある。
→レポートでも、重要な部分は文字を大きくする、下線を引く、などは可能です。
■写真や図、表がある。
→文章レポートでも、これら視覚的にわかりやすい内容を入れましょう。
文章をわかりやすくするには、話し言葉の原稿を、
「これを『読みやすい新聞』にするにはどうすればよいか?」
と考えてみるとよいでしょう。
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