マーケティングとは売り方ではなく「本質」

ある企業でマーケティング研修をしたときのことです。

その企業は食品を扱うので、研修の最後に「食品の◯◯をもっと売るにはどうすればよいか」という課題を出しました。

それまでに研修でさまざまなポイントを指導しているので、それに沿ったよい提案をしてくれました。

ターゲットを設定して…想定ユーザーの現状をよく理解して…ベネフィットを提供して…と、一見きちんとなされているように思えます。

しかし、残念ながら肝心な部分が抜けていました。

提案内容が「売り方」、厳しく言えば「小手先の販促案」に偏っていて、肝心の「本質」が抜けているのです。

本質というと大げさかもしれません。「まずはこれでしょ」という重要ポイント、くらいに思ってください。

では、食品を売るうえでの本質とは?

決して特別なことではなく、食品ならば「おいしい食品を売る」といったことです。

もちろんおいしいから絶対売れる、とは限りませんが、食品をたくさん売るのに最初に考えるべきは、まずは「おいしい」ことでしょう。

ところが「マーケティング」を考えてください、というと身構えてしまい、「売り方」に走ってしまうのです。

私は研修の冒頭にマーケティングは売り手も買い手も幸せになることだ」「だから、買い手がどうなれば幸せかを第一に考えなければ」と強調したつもりでしたが、なかなか伝えるのは難しいものです。

(もちろん私の教え方の問題かもしれませんが…)

マーケティングに限らず、何事も表面的なテクニックよりも「本質」です。

迷ったとき、困ったときこそ小手先に走らずに「この本質ってなんだっけ?」と立ち返るようにしたいものです。

 

 

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