私は以前、化粧品の仕事をしていました。
それもあり、ある雑誌の化粧品レビューを読んでいました。
その雑誌は、広告を入れず、本音で評価していることで評判の雑誌です。
化粧品の評価について、このような表現がたくさんありました。
「この商品はNG成分がたくさん含まれている、だから×」
具体的な成分名はこのブログでは避けますが、この雑誌の考える「NG成分」があり、それが含まれていると、評価を落としているようです。
この雑誌の本音で評価しようとする部分は好きなのですが、このような判断は少し疑問です。
化粧品メーカーは化粧品のプロなのですから、「明らかにNGの成分」「入れない方がよい原材料」を入れるはずがありません。
仮に何らかのデメリットがある成分だとしても、それを上回るメリットがあるから入れるわけです。日持ちするようになる、肌への感触が良くなる、など。
そういった点を無視して、これはNG成分であり入っているだけでマイナス、と決めつけたり、反対にこれは有効成分がたくさん入っているからプラス、とするのはどうかな、と感じました。
何事にもプラスとマイナスがあります。
そのマイナスだけを見て減点するのではなく、プラスの面も見る。
商品開発にしても、社員教育にしても、同様ではないでしょうか。
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