「あなた」に興味はありません

個人で専門職を営んでいる知人から

「ウェブサイトのリニューアルを考えている、相談にのってくれないか」

とのことで、小規模のコンサルティングをしました。

リニューアル前のサイトを見て思ったのは、辛辣かつストレートな表現をすると、

「誰もあなたに興味はありません。」

ということです。


そのウェブサイトには、自分の専門分野の詳しい解説や、それに対して私はこんなことができます、などが重点的に書かれていました。

このサイトは趣味ではなく、専門職として自分をアピールし、興味を持ってもらったり、仕事を依頼してもらったりするためのものです。

では、そのサイトを見る人は、何を目的にそのサイトを見るのでしょうか?
その人自身に興味があるのでしょうか?
そうではなく、

「この人は、『私に』何をしてくれるのか」

もっと限定すれば

「私の悩みや困りごと、興味や関心に、この人は貢献してくれるのか」

ではないでしょうか。

極論すると、その人の知識ややることは「どうでもいい」のです。

それが「私」にとってどのような意味があるか、を知りたいのです。


たとえばあなたがカフェに行くとしたら、
「おいしいコーヒーがのみたい」「ゆっくりくつろぎたい」
などが目的のはずです。

それに対して
「従業員はこんな風に教育しています」
「コーヒー豆はこんな風に焙煎しています」
「ソファはこの家具屋さんから買いました」
といった情報ばかりだったらどうでしょう。

それらが不要で大事ではない、とは言いませんが、お客さんにとって大事なのは
「おいしいコーヒーでくつろぐこと」
であり、そのためにカフェが何をしているか、はあくまでも二の次です。
「お客さんの願望や興味を満たすために、これをしている」という情報でなければなりません。


私たちはつい「こんな商品ですよ」「こんな特徴がありますよ」を強調したくなります。
しかし見る人にとって重要なのは「それが『私に』どういいのか」です。
私の悩みや困りごとを解決してくれそうだ、それがわかることが大事です。

あなたが伝えたいことについて、それが見る側の人も知りたいことだとは限りません。
これを機会に、ウェブサイトやパンフレットなどの情報を見直してみてはいかがでしょうか。

ちなみに弊社ではチラシ等の添削サービスを行っています。

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