シロクマのことだけは考えるな!という書籍をご存知でしょうか。
シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫) | 理恵, 植木 |本 | 通販 | Amazon
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書籍の中身はさておき、このタイトルの意味することはこちらです。
人はシロクマのことは考えるな!と指示されても、どうしてもシロクマが頭に浮かんでしまう。
『考えない』という行為はできない。
つまり、○○するな!という指示や命令は相手に伝わりにくい。
それよりも、○○してください・○○しなさい、という肯定形で指示や命令をした方が効果的である。
たとえば育児でも「散らかすな」「汚すな」と言うよりも、
「この積木を箱に入れて」「こぼした部分をティッシュで拭いて」
などと、具体的に行動を指示したほうが伝わる、と言いますよね。
「否定形の指示」は伝わりにくいのです。
昨今の「外出禁止」や「三密禁止」などは、~するなの「否定形の指示」です。
だから伝わらないのでは、と思ってしまいます。
それよりも、
外出禁止 → 家の中にいましょう
三密禁止 → 換気のいい場所で人と距離を保ちましょう
と言ったほうがいいのでしょうね。
ただ、○○禁止、は短く端的なのでつい使ってしまいますが。
指示は否定形ではなく肯定形、これが伝える原則です。
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