変わり続けるためには負のフィードバックを受け入れる

Q.先輩や年上の経営者を見ると、頭が固かったり昔のやり方にこだわっていたりして、ああはなりたくないな…と思ってしまいます。自分自身がそうならないためにはどうすればよいでしょうか。

A.マイナスのフィードバックを定期的にもらう機会を作りましょう。

 

他者からの評価、もらっていますか?

私自身も経営者だからわかるのですが、経営者であることのメリットでもありデメリットでもある点、それは

「マイナスのフィードバックをもらえない」

ことです。

会社に勤めて上司がいると、人事考課や査定がありますし、日々の仕事の中で指導を受ける機会もあります。

もちろん「相性の合わない上司で大変」「自営業や経営者は上からガミガミ言われなくていいな」と思う気持ちもわかります。

しかし定期的に客観的な第三者からアドバイスをもらえたり、指導を受けられたりすることは、非常にプラスになります。

なぜなら人は人とのつながりで仕事をし、人から評価される以上、「どう思われているか」はとても大事であり、自分で自分のことはよくわからないからです。

ときには耳が痛い言葉もあるでしょうが、他者からのフィードバックは自分の気づかない欠点や短所を指摘してくれるプレゼントでもあるのです。

トップに立つとダメ出ししてもらえない

ところが自営業や経営者だとそうはいきません。

「あなた(の会社、商品、サービス)はここがダメだ」

と正面切って指摘してくれる人はまずいません。

あなたも飲食店でイマイチだな、と思ったら次の来店がないだけで、わざわざ店主に「イマイチですね」なんて言いませんよね。

それと同じで、会社の上司などでないお客様や取引先は、ダメだと思ったらただ去るのみです。

あなたの商品やサービスはここがダメです、なんて言ってくる人はまずいません。

だから提供側としては、こちらに問題があるから注文がないのか、それともたまたま不要だから注文がないのか、判断することができません。

自分の側に不備があるかもしれないのに、それに気づかないまま過ごすことで、天狗になったり、「世間がこの商品の良さがわからないだけ」などと他人のせいにしたりするのです。

フィードバック、特に負のフィードバックは、自分からもらいにいかないと得ることはできません。

私は、付き合いの長い取引先※にはこのように聞くことがあります。

「ここをこうするともっとよくなる、という点はありますか?」

「あえて言うとすると、改善点はありますか?」

誰もわざわざ取引先のダメ出しはしたくありません。嫌われたくありませんし。

だから「ダメなところを言ってくれ」ではなく、「もっとよくなる点はないか」という聞き方をするようにしています。

※ただし新規の取引先に聞くときは注意が必要です。このように聞くことで、満足しているにも関わらず「ダメな点探し」を頭の中で始めてしまい、満足度が下がってしまうことがあるからです。改善点を聞くのはある程度付き合いの長い、気心が知れている人に限定することをおすすめします。

だからあなたが経営者や個人事業主であれば、周囲に「もっとこうする・こうなるとよくなる点はあるか?」と聞いてみることをおすすめします。

従業員と、ダメ出しされる関係を築いていますか?

社員・従業員に聞いてみてもいいでしょう。

しかし正面切って「私(もしくはこの会社)の改善点を教えてくれ!」と言っても、心の内を正直に話してくれることはまずありません。

そこは普段からの信頼関係が重要です。社長は何を言っても聞いてくれる、聞く耳がある、と思えば、心を開いてくれるでしょう。

また、「何かある?」のような聞き方ではなく、

「朝礼、今のスタイルでいいと思う?もっとこうしたほうがいいってことはある?」

「今、我が社としては新商品の○○を一押ししているけど、他に取引先に評判のいい商品ってある?」

のような答えやすい質問から始めることも、社員にフィードバックしてもらうためのポイントです。

 

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