をセルフライナーノーツとして振り返ります。
はじめに
実はこの書籍、書いた原稿は、
文章のうち、3分の2は書いたけど捨てている、ということです。
それだけ厳選された内容のみが残されて書籍化されています。
とはいえその辺は読む人にとってはどうでもいいことですよね。
読んでもいない、削られた部分について語られてもどうしようもない
なので、ぜひ書籍の内容のみでご判断ください。
本書誕生のきっかけ
本書のスタート時のコンセプトは、最終的な内容とは全く異なるものでした。
本書の当初のアイデアは
「動けない人が動くには」
でした。
昨今の企業研修やコンサルティングなどで、特に若い世代は
「インプット偏重で頭でっかちになり、
「大切なのは動くこと、『やる』こと。
と感じていました。
昨今、Youtubeやオンラインセミナーなど、
しかし最終的に何か成果を出すためには、結局は「やる」「動く」
いくら自転車の乗り方を本で勉強して、
結局は、自分でペダルをこいで、転んで、すりむいて、
ところが最近、特に若いビジネスパーソンはインプット偏重になっていないか、
インプットするのはもちろんよいのですが、
なぜならアウトプットをすると、成果や結果が如実に現れます。
そうなると、「今までのインプットが無駄だった」「
だからインプットのみに集中し、「
研修やコンサルティングにおいて、私はよくこんなことを言います。
「考えること、それ自体は仕事ではありません。考えて、
「あなたが考えているかどうか、ぼーっとしているかは、
この辺りが消化しきれておらず、「考えているし、勉強している自分はちゃんとやっている」
だからこそ、やる=「動く」ことの大切さ、
「動く」ためには…動詞だ!
書籍として、動かないと成果は出ないよ、
動け!の精神論で終わらせず、
「では、『動く』
と考えました。
そこで私が気づいたのが、
「動き方」がわからなければ「動く」
という単純なことです。
カレーライスを見たことも聞いたこともない人に「カレーライスを作れ」
それと同じように、
では、どうやって「動く」ことを教えるか。
どうやって「動けない」人が「動けるようになる」のか。
それは、
「動く」ことを分解し、細分化して「動詞」
と気づきました。
こちらが本書の実質的なスタートとなります。
「焼くか、揚げるか、煮るか」
「焼くにしてもそのまま焼くか、あるいは味噌漬けにしてから焼くか。揚げるにしても、小麦粉でから揚げ風にするか、パン粉でトンカツにするか。そしてソースは…」
と多彩なレシピが浮かびます。
さらに、冷蔵庫の材料や今の食べたい気分などにあわせて、ぴったりの料理を作ることができます。
いろいろな豚肉レシピを知っている人としょうが焼きしか作れない人、どちらが満足いく料理を作れるかは明らかです。
仕事は基本的に正解がわからない、未知の問題の連続です。
そこで、たとえば「売上が悪い」という問題に対し、さまざまな打ち手を知っている人と「とにかく広告だ!」と考える人とでは、どちらがよりよい仕事ができるかは明らかです。
たとえばロジカルシンキングには演繹法・帰納法がありますが、これらは物事の関係性をどのように「つなぐ」か、です。
あいまいな表現をわかりやすく数値化することは「かぞえる」です。
5冊目で初めて、化粧品マーケティングのエピソードを数多く盛り込んでいます
特に盛り込んだのは、私の化粧品会社勤務時代の経験です。
しかし、今まで、そのマーケティング経験についてはあまり語ってきませんでした。
「私は昔、有名なアレをやった」と自慢して自分を大きく見せる人は多くいます。
広島にも、(個人が特定できるので自粛)。
このような自慢は「アレはオレがやった」からアレオレ詐欺などと言われたりします。
これまではそんなことより「今」を見て!昔の勤務先には頼らない!と思っていたのですが、時間も経過しましたので、「もうええでしょう」と当時のエピソードを解禁することにしました。
なので、百貨店化粧品マーケティングに興味がある方にもオススメです。
私の書籍は「とっつきやすいけど、エネルギーを使う」
「とっつきやすく、読みやすい。けど、頭のエネルギーを使う」
だと思います。
しかしそれは「易しい」「簡単」とは限りません。
内容は難しくはないのですが、表面ではなく本質を突いていると自負していますので、読むにはそれなりにエネルギーを使います。
自分でも文章チェックなどをしていると、心身がぐったりしてしまいます笑。
それくらい、「読み応え」がある内容になっています。
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