私は研修やセミナーなどを日々行っています。
特定の企業内で開催されるものから、誰でも参加できるものまで多種多様です。
また、人数も数名規模から百名単位まで、こちらも様々です。
こうして研修やセミナーを繰り返す中で、僭越ではありますが、「伸びる人」と残念ながら「そうでもない人」の違いがわかってきました。
それは、
伸びる人は、型にはまる
ということです。
鵜呑みにするか、応用をやりたがるか
伸びる人は、私が指導したことを、指導したとおりに忠実に実施します。良い意味でまずは「鵜呑み」にするのです。
ところが「そうでない人」は以下のような特徴があります。
・自分は基礎ができていると思っている
・基礎より応用をやりたがる(事例、ワークなど)
・理論(研修)と実践(業務)は違うと決めつけ、冷めている
研修・セミナーを終えてアンケートを読むと、たいてい回答者の1割前後は「すでに知っていることばかりだった。もっと実践的なことを教えて欲しかった」と書いています。
ではそう書いた人が本当に理解できていたかというと…?だったりします。
特に「そうでない人」は「自分なりのアレンジ」が好きです。
「学んだことを活かしてこの問題をやってみてください」と説明しても、学んだことをまったく無視してしまうこともあります。
基礎の先に応用がある
確かに基礎は、どちらかというと単純だったり、当然すぎたり、面白くはないかもしれません。
しかし、基礎なくして応用はありえません。
まずは言われたとおりに、愚直なくらいに「型にはまる」ことが大切です。
特に「わかる」と「できる」はまったくの別物です。
「そんなのわかってるよ」ということこそ、虚心坦懐でもう一度基礎から見つめ直すこともときには重要です。
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