学校で先生に指名されて「答えが合っているかどうかわかりませんが…」
上司に頼むよと言われて「うまく行くかわかりませんが…」
こんな風に前置きをするのがクセになっている人はいないでしょうか。
これは「自己ハンディキャッピング」と呼ばれる行為です。
なぜこのように言ってしまうかというと、このように言っておくことで相手の事前期待を減らし、うまくいかなかったときに責められる可能性を減らすことができるからです。
しかしこの「自己ハンディキャッピング」はやらない方がいいでしょう。
一つは、この自己ハンディキャッピングをすることで自分自身に「だから、うまくいかなくても仕方ない」と暗示をかけてしまい、心にブレーキをかけてしまうからです。
もう一つは、相手にとっていい印象を与えないからです。
質問をされて「合っているかわかりませんが…」と言った場合、言われた相手の心情を考えてみましょう。
■合っていたとき…「でも自信はなかったんだな、たまたまだな」
■合っていなかったとき…「やっぱり合っていなかった」
結果が正解でも間違いでも、そのように言って得をすることはありません。
謙遜をしているつもりが、「損」でしかないのです。
いきすぎた謙遜は、マイナスの印象しか残しません。
つい「合っているかわからないのですが…」と口ぐせが出てしまう人は、気をつけたほうがよいでしょう。
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