「SNS映え」は最近よくみる単語です。
「インスタ映え」なんて言い方もありますね。
単に美しい、芸術的な写真と、SNSで目を引く写真は別のようです。
そんな「SNS映え」する写真を撮影してくれるサービスがあるそうす。
インスタグラムなど写真中心のSNSでは、「SNS映え」が行動を左右するポイントと言われています。
トルッテは、そんな「SNS映えする写真が欲しい」クライアントと、「SNS映えする写真撮影に特化した」ソーシャルグラファーをつなぐ出張撮影マッチングサービスです。
最近、特に飲食店では「SNS映え」することを前提にしてメニューが作られている、と感じます。
少し前ですと「ローストビーフ丼」がそうです。
考案された方は、「SNSに載せたくなるような盛り付けにしよう」と、最初からSNS映えを狙っていたそうです。
また、アメリカのスターバックスの「ユニコーンフラペチーノ」もまさに同様ですね。
1.第一印象こそがすべて
このように「中身よりも見た目」という風潮に、眉をひそめる人もいるでしょう。
(正直なところ、私もそうです。)
しかしインターネット、特にSNSでは、情報が膨大に流れています。
それを一つ一つ精査している時間はありません。
その中で目を止めてもらうには、第一印象でひきつけるしかありません。
そのときにSNS映え、は重要なテーマです。
前述のスターバックスのように、「いかにSNS映えするか」を起点に商品開発をしている企業も少なくありません。
2.新たな価値観、専門家を提示して成果を限定する
サービスを提供するtorutte(株式会社CCCフォトライフラボ)では、そのようなSNS映えする写真を撮影する専門家のことを
「ソーシャルグラファー™」
と名付けました。
「プロフォトグラファー」などの既存の名称よりも、より専門的な印象がありますね。
このように独自の名称をつけると、浸透に時間がかかるという欠点はあるものの、その業界では第一人者になれる、という長所があります。
ただ漠然と「いい写真を撮る」ではなく、「SNS映えする写真を撮る」と限定した成果を言い切ってしまった方が、依頼者側もイメージしやすいはずです。
3.アイドルエコノミーにも対応
私はiPhoneではないので、そのソーシャルグラファーの人物像、また値段設定などは把握できていません。(Android版も出してほしいところです。)
おそらく登録しているソーシャルグラファーは、写真館を営んでいるような人や、撮影の専門家よりも、あくまでも「SNS映えのプロ」のような人が多いのではないでしょうか。趣味、もしくは業務の一部でSNSを活用していて、その結果、SNS映えする画像の撮影が得意になった、というような人たちです。
そうなると、「カタログ写真のようにプロカメラマンに頼むほどではないけど、魅力的な画像が欲しい」というニーズにはぴったりではないでしょうか。わかりやすく言えば、AirbnbやUberのカメラマン版です。
■■■このニュースから学べること■■■
1.第一印象がすべて。第一印象の見た目の良さにもっとお金や労力を投下する。
2.価値を絞り込んで提示することで、顧客側のメリットをわかりやすくする。
3.スキルを限定し、提供したい人と利用したい人をうまくつなぐ。
代表・幸本陽平 プロフィール
- 化粧品デパートのマーケティング業務に携わり、その後独立。
研修や執筆、マーケティングをわかりやすく伝えるための活動などに取り組む。
(株)東風社代表取締役 中小企業診断士 一橋大学卒
広島市在住、新潟県長岡市出身
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