研修やコンサルティング、プロジェクトを行っていると、気付くことがあります。
それは多くの人が
「自分のアウトプット(提出物)の分量が多ければ多いほどよい」
と考えているのではないか、ということです。
特に「報告書」や「提案資料」などでそれを強く感じます。
(私を含め)多くの人が、学生時代は読書感想文やレポートなど、なかなか書けなくて困った経験があるはずです。そこで
文章を書くのは大変 = 文章をたくさん書くのはすごいこと = 良いこと
という”変換”が出来てしまったのかもしれません。
しかし、自分が読む立場で考えてみてください。
1ページの報告書と10ページの報告書、どちらが読む気になるでしょうか?
5ページの資料と50ページの資料、どちらが頭に残るでしょうか?
もちろん、事故調査の報告書など、削ろうにも削れない資料もあるでしょう。
とはいえ、一般にはこういった資料やアウトプットの類は「少なければ少ないほど良い」と考えた方がよいのではないかと思います。
私もどちらかというと「たくさん書いてから、削る」作業の方が多いものです。
大事なのは量ではなく質。
「どうやったら増やせるか?」よりも「どうやったら減らせるか?」
を資料作りでは考えましょう。
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