電子マネーのPaypayが20%ポイントバックのキャンペーンを行ったことで話題になりました。
※私もこのキャンペーンを活用してPCを買い替えました。
※本キャンペーンはすでに終了しています。
「20%戻ってくるってことは実質2割引き!お得!」
と思いませんでしたか?
20%バックは2割引きと同じなのでしょうか?計算してみましょう。
100円の商品を買い、20円相当のポイントを貰えたとします。
するとその20ポイントで20円の商品が手に入ります。ここではお金は出ていきません。
ということは、
計120円の商品を100円で手に入れた
ということです。つまり120円から100円へと20円安くなったのと同じことです。割引率は
20÷120=約16.7%
すなわち、
「100円の商品で20%ポイントをもらう」のは
「120円の商品を16.7%引きで買う」ことと同じになります。
こう見ると、なんだか買った商品は100円→120円で増えているし、割引率も減ったな、という印象を受けませんか。
しかもそれはもらった20ポイントをきっちり使い切ることが前提です。忘れて失効する人もいるでしょうし、ポイントだから欲しくないものでもつい買って(引き換えて)しまった、という人もいるでしょう。
また、今回のPaypayのキャンペーンのように、買い物からポイント付与まで時間的な余裕があれば、その間の同社の資金繰りは、即値引きに比べて楽になります。
…と、ここまで書いてきて、PCをPaypayで買った私はそんなに得していないのではないか、という気になってきました(笑)。
こうした数字のトリックに気をつけたいものです。
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