先日、家族でホームセンターに行きました。庭のバーベキューグリルに屋根を取り付けるため、その材料を探すことが主な目的です。
小1の息子は、店内ですぐに飽きてしまいました。
面白いおもちゃ等ならともかく、木材やブロック等が並んでいるだけですから、小1では興味が持てなくて当然です。
そこで私は言いました。
「○○(息子の名前)、バーベキューでソーセージ食べるの好きでしょ?今、パパたちは、バーベキューの焼くところに屋根をつけて、バーベキューをやりやすくしようとしてるんだよ。そうすると、もっとたくさんバーベキューができて、ソーセージもいっぱい食べられるよ!マシュマロを焼くのもおいしいよね!」
それを聞くと、息子の顔がぱっと明るくなり、じゃあいっしょに探そう!と前向きになりました。
(とはいえ、またすぐに飽きてしまうのですが…)
これは子供のエピソードですが、大人も一緒ではないでしょうか。
人は、行動の目的や理由がわからなければ、意欲を持って取り組むことはできません。
なぜこんなことをしているんだろう?なんのためにこれをする必要があるんだろう?
それがわからなければ、目の前のことに力が入らなくても当然です。
レンガを積む人がいて、「積めって言われたから積んでいるんだ」と「教会を作って多くの人を癒やすために積んでいるんだ」とではやる気がまったく違う…という逸話はあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、「行動の目的や理由を伝えることは大事」と頭ではわかっていても、なかなかできず省略してしまうのが現実ではないでしょうか。
部下や子供に対して「○○をやっておいて」とだけ言って、それで「指示」したつもりになっていませんか。
「やれって言ったじゃないか、どうしてやっていないんだ」
確かに「やれ」という指示はしたかもしれません。
しかし、人は「やれ」だけでは心から納得して動くことはできません。
行動を指示する場合は、「何をするか」の行動だけでなく、「なぜ・何のためにするのか」の「目的」も必ずセットにして指示するようにしましょう。
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