やれた理由は、やったから

先日、テレビ番組で「有名レストランの人気メニューの味を再現する」という企画を放送していました。

福岡の人気スパゲティの味を再現することになり、スタッフが「ダメ元でお店にレシピを教えてもらおう」と交渉をすることに。

出演者が「いやいや教えてもらえるわけないでしょ!」とツッコミを入れる中、なんとお店からはOKの返事が!

どうして教えてくれるのか?とお店に質問したところ、

「今まで教えてほしいと言われたことがなかっただけ」

との回答でした。(番組としては、レシピに秘密の材料がひとつあり、それを当てるという流れでしたが。)

意外とこういうことってありますよね。

私もたまに、過去の成果(といっても胸を張るほどのものはないのですが)について

「どうして○○できたんですか?」
「どうして○○社とお取引できたんですか?」

などと聞かれることがあります。

それに対して私は「アポを取って売り込んだからです」などと答えます。

だって本当にそれだけで、何か特別な秘密があったわけではないからです。

何ごともどうせムダ、やっても意味がない、特別なルートがないと…って諦めていることってありますよね。

でもそれは自分で決めつけているだけかもしれません。

たとえば私は某高級化粧品ブランドに勤めていた頃、いわゆる飛び込みや売り込みの提案は「わりとウェルカム」というスタンスでした。(偉そうで恐縮です。)

こちらとしては取引先が様々なほうがいいですし、今よりよいものを提案してくれたら助かりますからね。

だから、今度は逆に自分が売り込む立場になったときも、

「俺が不要だなんて誰が決めたんだい?俺は君にとって最適なパートナーになるんだぜ。」

…とハリウッド映画の主人公の気持ちになりきり、初回のアポを取ったり売り込んだりしていました。

もちろん玉砕することも数多く、でしたが、それでも私の損は時間くらいです。それで何かを失うわけではありません。

だったら可能性がゼロではない限り挑戦してみよう、という心づもりでした。

モノゴトの成否は、意外と「やるか、やらないか」だけだったりします。

「どうせムリ」「意味がない」と決めつけず、「やってみる」ことから何ごとも始まるんだなーとテレビを見て思い返しました。

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