新しいビジネスゲーム開発のヒントになるかも…と、『宝石の煌めき デュエル』を購入、プレイしました。
このゲームは、いわゆる「拡大再生産」です。最初は宝石を使ってカードを獲得し、そのカードが宝石の代わりとして永続的に機能するため、徐々に少ない宝石でカードを獲得でき、効率的にゲームを進められる…という仕組みになっています。
特に重要なのがピンクのパールです。パールは他の宝石とは異なり、取得カードで代替することができません。そのため、パールが不足すると欲しいカードが入手できず、戦略の組み立てに苦労する…という場面が多々ありました。
(しかし、パールはジョーカー的存在であるゴールドで代替できるので、そのあたりの戦略・駆け引きもあります)
ゲームの進行については、序盤はゆっくりとした展開で、「このまま進めて大丈夫?20点も獲得できる?」と思うこともありましたが、後半になると一気にスピードが上がります。早い段階から作戦を練り、しっかりと準備を整えておくことが勝利への鍵となります。
また、相手との駆け引きも重要で、面白さの要素でもあります。自分が狙っていたカードを相手に先にキープされてしまうこともあれば、逆に相手が取りたそうなカードをこちらがキープすることで有利に進行させる、なんてことが可能です。他にも特殊効果で相手の宝石を奪ったりと、このような心理戦・駆け引きがゲームをより面白くしています。私はこのあたり、気づかなかったり見落としたりすることが多く、かなりの割合でやられました…。
勝利条件は3パターンありますが、ほとんどの場合は20点を目指す展開になります。ただし、得点の計算(集計)が意外と面倒で、途中で「今何点持っているっけ?」と分からなくなり、数え直すことが多かったです。正の字などでこまめにメモを取ると、スムーズにゲームを進められるかもしれません。
総じて、『宝石の煌めき デュエル』はどんどん拡大しつつ戦略を練るところが面白かったです。2人用ボードゲームとしておすすめできます。
コメント