企業研修を実施するなら~知っておかないと損をする8のこと

【この文章を読むメリット】

研修を企画・運営する方が、研修において<注意すべきポイント>がわかり、成果・費用面でより良い研修を実施できるようになります。

研修講師だからこそわかる、「良い研修」にするためのポイント

研修の企画や運営は、「やってみるまでわからない」ことも多く、負担の重い業務です。

「失敗したくない」
「前回より良いものにしたい」
といった気持ちが強いほど、チェック項目は増え、迷ってしまいがちです。

ただ、研修の成果を左右するポイントは、必ずしも「カリキュラム」や「資料」の良し悪しではありません。
もちろん「大金を支払い、有名な研修会社や講師に依頼すれば、良い研修になる」わけでもありません。

ここでは、これまで多くの企業の研修に関わってきた立場から、良い研修にするためのポイントをご紹介します。

1.研修講師・会社選びは「何を教えるか」より「どうなってほしいか」

研修を検討するとき、
「このテーマを教えたい」
「このスキルを身につけさせたい」
という話から始まることがほとんどです。

もちろん、それ自体は間違いではありません。
ただ、本当に重要なのはその先です。

・研修後、社員はどう変わってほしいのか
・現場で、どんな行動が増えてほしいのか

これらが曖昧なままだと、どんなに有名な講師でも成果にはつながりません。
講師側にとっても、単なる「やるべきこと」ではなく、「社員がどうなってほしいか、そのゴール」が見えているほうが、はるかに良いカリキュラム設計ができます。

2.社員アンケートの「満足度」を見すぎない

研修後のアンケートに「楽しかった」「面白かった」等の感想がが並ぶと、良い研修だったんだな、と思うことでしょう。
正直、講師としても気になりますし、基本的には受講生の満足度を高めようとします。

ただ、満足度が高い研修と、成果が出る研修は、必ずしも一致しません。

・考えさせられた
・耳が痛かった
・すぐには消化できなかった

こうした研修は、当日の満足度が低めに出ることもあります。
それでも数か月後、行動が変わっていれば、それは「良い研修」です。

逆に、満足度が高くても、単に楽しいだけで成果や行動につながらなかったら、研修としては失敗です。
満足度の評価に引きずられすぎないようにしましょう。

3.講師の「同業界経験」を気にしすぎない

「同業他社での研修実績はありますか?」
この質問をされる心情は、非常によくわかります。
「この業界の特徴をわかっているか」と気にされるのはやむを得ないかと思います。

ただ、「うちの業界は特殊」「うちの社員は独特」という前提を置きすぎると、研修の成果から遠ざかってしまうことがあります。

人が成長するときの原理や、行動が変わるプロセスは、業界が違ってもかなり共通しています。
「ウチの業界・会社・社員向け」に過度にカスタマイズするより、普遍的な内容のほうが、良い結果となることが多いです。

4.「事前打ち合わせ」や「顔合わせ」を気まぐれに実施しない

事前の打ち合わせや顔合わせが悪いわけではありません。
問題は、「なんとなく必要そうだから」という理由で設定されることです。

特にフリーの講師の場合、時間=コストです。
このあたりは、会社に勤務されている方と大きく感覚が異なります。
当初想定していなかった時間を当然のように求められると、講師の負担になります。

・打ち合わせはいつ、何回行うか
・何のために打ち合わせを行うか
・どこまでが契約範囲か

これらは事前にすり合わせておくほうが、お互いにプラスです。

5.事前・事後の課題は「社員を伸ばすか」で考える

事前課題や研修後の課題について、依頼されたり、質問されたりすることがよくあります。

「やらせたほうがよいか」「負担が大きすぎないか」
という視点も大切ですが、それ以上に重要なのは、

「それが、本当に社員の成長につながるか」です。

課題を出すと、会社・社員側は「やった気」になります。
ただ、それが形だけになってしまうと、意味がありません。

6.講師は「信頼」でやる気が高まる

講師は、「あなたを信頼しています」と言われると、力が出ます。

もちろん、
・ちゃんとやってくれるか
・内容はズレていないか

を確認したくなる気持ちは当然です。
ただ、細かい管理や過剰なチェックは、信頼されていないのだろうか、とかえって逆効果になることもあります。

7.講師は意外と柔軟に対応できる

研修というと、「決まったカリキュラムをそのままやるもの」というイメージを持たれがちです。

実際には、
・ここが我が社にとって重要だから強調してほしい
・理論についてきっちり指導してほしい
・このような能力を伸ばすことはできるか(あくまでも「成果」の観点で)

といった要望をもらうと、講師はむしろやる気が出ます。

前項と矛盾するようですが、「細かく管理する」のではなく、「信頼し、依頼する」のは歓迎です。

8.価格だけで決めない

研修に限らず、費用は抑えられるに越したことはありません。

ただ、安い研修がコストパフォーマンスが高いとは限りません。
もちろん、高い研修が優れた研修とも限りません。

多少の価格差よりも「本当に社員の能力を伸ばすか」を最優先に検討しましょう。

最後に

研修は、初開催にせよ、変更にせよ、まずは
「何を大事にしたいのか」
「この研修で何を得たいのか」
を軸に考えてみてください。

私自身、
「研修は御社以外にA社とB社にも相談しています。どう選べばよいのでしょうか」
と相談され、親身に相談に乗ったこともあります。
(ちゃんと客観的に、自社・A社・B社を比較して、メリットデメリット等を提示しました)

研修にお困りでしたら、ぜひ弊社にお問い合わせください。
弊社で取り扱っていないタイプの研修でも、最適な研修会社や講師をご紹介します。

以上の8つの項目が、あなたの研修の開催に役立てば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました