初めての研修講師、学びがグングン深まる5つのコツ

□研修講師、「この5つ」で成果アップ!

新入社員研修の季節です。
初めて研修の講師や進行役を担当する、という方も多いのではないでしょうか。

初めて講師として教壇に立つときは、準備した内容を「すべて」「正確に」伝えよう!……と力が入ってしまうものです。

しかし、研修の目的は自分が上手に話すことではなく、「受講者の皆さんが学んで成長や変化を成し遂げること」です。

そこで、著者の16年超の研修講師の経験を基に、受講者の主体性や学びを引き出すためのポイントを整理しました。

■最初に「ゴール」と「メリット」を提示する

研修の冒頭では、どこを目指すのかというゴールと、それを学ぶとどんな良いことがあるのかのメリットを明確に伝えます。
向かうべき方向が分からないままでは、受講者は集中力を維持しにくいからです。

■一方的に話さず「問いかける」

講師がずっと話し続けてしまうと、受講者は受動的な姿勢になってしまいます。
適度に問いかけを挟み、自分の頭で考えてもらう時間を作りましょう。

ときには、グループワークの進行などの場の仕切りを、受講者に任せてしまうのも一つの方法です。
自分たちで場を動かす経験をしてもらうことで、当事者意識が芽生え、研修への没入感が高まります。

■ワークは「2回」行う

受講者が「できるようになった」と感じるためには、2回内容の異なるワークを行うのが効果的です。
1回目ではうまくいかなかったことが、2回目ではスムーズにできるようになるといった、自分自身の進化を肌で感じることができます。

ワークの最後には「ここから何を得ましたか?」と問いかけます。
自分の言葉で得られた成果をアウトプットしてもらうことで、学びがより定着します。

■振り返りの際は「視点」を与える

ワークが終わった後に「自由に振り返ってください」とだけ伝えても、受講者は何をどのように考えればいいのか迷ってしまうことがあります。
そこで、振り返るべきポイントをこちらから提示してあげてください。

また、もし間違えてしまった箇所があれば、どこが違ったのかを確認するだけでなく「なぜ間違えたのか」「どうすれば間違えなかったのか」というプロセスまで一緒に確認するようにします。

■「他の人に教える」場面を想像してもらう、実際に教えてもらう

学びを深めるための究極の方法は「誰かに教えること」、と言われます。
「もしあなたがこの内容を全く知らない人に教えるとしたら、どう伝えますか?」
と考えてもらいます。

教える側としての視点を持つことで、あやふやだった理解が整理され、自分なりの大事なポイントが明確になります。
場合によっては、「私(講師)に、まったく知らない人だと思って教えてください」と教えさせてもよいでしょう。


最後に

以上、研修講師としてのポイント5つをご紹介しました。

慣れないと、どうしても「うまく話せたか」「うまく進行したか」に気が向いてしまいます。
しかし、重要なのは「あなたが予定通りに進行できたこと」ではなく、「受講者が学べたこと」です。
自分に置き換えて考えて、どのような研修であれば「学び」が大きいか、自分なりに工夫してみてください。

 

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