20代にSNSについて聞いたら、動画・画像・テキストの境目がなくなりました

20代前半にSNS観を聞いてみた
先日、20代前半の方(以下、「その方」)と話す機会があり、話題はSNSになりました。
※SNSは日本独自の呼び方で、一般には「ソーシャルメディア」なのですが、ここではわかりやすくSNSと表記します
私とその方は、親子ほど年が離れています。
そのため、違う世代観からのお話を聞くのは、とても面白く、刺激がありました。
(もちろん、その方を若者の代表意見と一般化しすぎるのは危険ですが)
YouTubeはSNSか
会話の中で、「このサービスはSNS?それとも違う?」という話になりました。
そこで議題に上がったのが、YouTubeです。
私の感覚では、YouTubeはSNSではありません。
動画の投稿や閲覧をするサービスであり、「ネットワーキング」が目的ではない、だからSNSではない、という認識でした。
SNSの特徴は、双方向に気軽にやり取りできる点にある、と私は考えていたからです。
しかし、その方はYoutubeはSNSだと思う、とのことでした。
理由を聞くと、
「YouTubeって、んーそうですね、インフルエンサーの人が動画を上げるじゃないですか」
と言いました。
Youtubeに動画をアップする人の代表が、企業でも芸能人でもユーチューバーでもなく、「インフルエンサー」!という点に、まず私は驚きました。
その方にとって、
YouTubeはインフルエンサーと視聴者がコメントで交流することができる場である。
だからSNSという認識だ。
と説明してくれました。
YouTubeの位置づけ自体が、私とその方とで全く違っていたのです。
飲食店を探すならTikTok?
他に最近流行のSetlogなど、さまざまな話をして、
「動画や音声、文字といった各メディアの境目や区別が、若い世代の中でなくなってきている」
と感じました。
たとえば、仲間内で食事に行きたい。
いつもとは違う店を選びたい。
そんなとき、どうやってお店を探すでしょうか。
若い世代はInstagramをメインに検索することを知っていたので、そう答えるだろうと思っていました。
ところがその方は、TikTokをメインで使うと答えました。
一般的に、Instagramは画像が中心で、TikTokは動画が中心のサービスです。
だからお店選びなら、テキストや画像のほうがしやすいだろう、反対に動画は店選びには向いていないはず、と無意識に考えていました。
しかし若い世代にとっては「画像のサイト」「動画サービス」といった区分け自体、どうでもいいのかもしれません。
動画はリッチ、テキストはシンプル…の区分自体が薄くなる
私はこれまで無意識の思い込みで、
「動画はコンテンツとしてはリッチだが、作成は大変」
「テキストはコンテンツとしてはあっさりだが、作成はラクチン」
と決めつけていました。
しかし、スマホで簡単に動画が撮れるようになると、話は変わります。
世代によっては、長い文章を書くよりも、動画をパッと撮って載せる方が、労力としては簡単なのかもしれません。
そうなると、コンテンツのハードルや有益さに対する感覚が、完全に逆転します。
情報を取り入れるときも発信するときも、文字か動画かという違いは重要ではなくなります。
「これは動画のサイト」「これはテキストのサイト」と分けること自体、旧世代の古い発想なのかもしれません。
古い常識にとらわれていませんか
日本でインスタグラムが流行し始めた頃のことを覚えているでしょうか。
当時は「インスタ映え=インスタ蠅」などと、インスタグラムそのものを揶揄したり批判したりする人も多くいました。
新しい傾向が現れると、人はつい反射的に抵抗したりバカにしたくなります。
簡単に言えば、変化を受け入れたくないのです。
しかし、情報の伝え方も受け取り方も、時代に合わせて変化していくものです。
「YouTubeはSNSの一種」
「飲食店を検索するならTikTok」
これらは、一部の人にとっては「何を言っているんだ」と批判したくなるかもしれません。
しかし、時代や認識の変化に正しい・間違いはありません。
「これはこういうものだ」という固定観念を捨て、目の前の変化を柔軟に受け入れることが大切なのではないでしょうか。


