「型」が成功をもたらす!

東風社 代表取締役 幸本陽平は成功のための【型】を作ったり、提供したり、教えたりしています。

コンサルティングや研修講師を10年超してきてわかったこと。それは

「型」の大切さ

です。
何ごとも「型」から始める。
それが一番の近道であり、成功への最短距離です。

「型=無個性」ではない!

しかし、あなたは「型」についてマイナスのイメージがありませんか?
無個性、何も考えていない、紋切り型、金太郎飴、つまらない、イノベーションは生まれない…

とんでもない!
「型にはまる」ことがあなたの人生を助けてくれます!

確かに私もこれまで研修などで「自分の頭で考えましょう」「自分の意見が大事です」と繰り返し伝えてきました。
それはもちろん間違いではありません。
ただ、個性やオリジナリティは「型」があってこそ。

守破離という有名な言葉があります。
型を忠実に守り、その後にそれを破り、そしてやがて離れてオリジナルの「型」を作る。
型がなければ「型なし」で、型を破るから「型破り」だ、と。

まずは「型」ありきです。

デキる人は、必ず型通り!

柔道や剣道、茶道や華道などでも「型」を最初に学びます。
いきなり「さあ、自由にやって」ではできませんよね。
それにもかかわらず、いきなり自由や個性を追い求め、うまくいかずに挫折してしまう人が多いのは残念なことです。

研修などでも、いわゆる「できる人」は型通りにきっちりやります。
いい意味で言われた通りに忠実に行います。

その一方、「残念な人」は型を無視したり、指示していない独自のやり方を始めたりします。
「型」通りにきちんとやる、それがビジネスのみならず何ごとにおいても大切です。

「型」を使いこなす3ステップ!

「型」を身につけ、使いこなすには以下の3ステップが重要です。

1)型を数多く知って身につける。
2)適切な型を使いこなす。
3)複数の型を組み合わせる。

柔道に例えるならば、こんなイメージです。

1)投げ技や寝技など、多くの技を知って身につける。
2)「大きい相手には潜り込んで投げ技」など、最適な技=型を使いこなす。
3)「投げ技をかけて、倒れたら寝技」など複数の技=型を組み合わせる。

こういった一連の技=「型」を身につけず、筋トレばかりしていたらどうでしょうか。
強くなれそうにないですよね。

「型」の誤ったイメージ!

「型」について、こんな疑問やイメージはありませんか。

1)つまらなさそう。飽きそう。

確かに「型」そのものがものすごく面白いものではないかもしれません。
しかし何でも「面白さ」がわかるのはある程度の基礎=型が出来てからです。
自転車が乗れない人はサイクリングの面白さはわからないでしょうし、キャッチボールが出来ない人は野球をプレーする面白さはわからないでしょう。
型は面白さを感じるための第一歩と位置づけて考えてみてはいかがでしょうか。

2)応用が効かなさそう。

「型」があってこその「応用」です。
型は応用を否定するものではありません。
型を身につけたその先に応用があります。
反対に「型」なしに応用にチャレンジすると失敗します。

3)古くなったり時代遅れになったりするのでは。

時代や流行に左右されないもの、それが「型」です。
たとえば「電報の書き方」は(もしそんなものがあれば)、現代では間違いなく時代遅れで必要のないスキルです。
しかし「文章の書き方」、さらに広く「伝え方」は決してすたれたりなくなったりしません。
テクノロジーや世界が変化しても通用するのが「型」です。

ビジネスでは…「考える」と「伝える」に有効!

あなたは学校で問題の解き方は習ったはずです。
しかし「考えるとは何か」を学んだでしょうか?

あなたは学校で作文を書いたはずです。
しかし「どう書けば/話せば伝わるか」を学んだでしょうか?

「どう考えればよいか」「どう伝えればよいか」…いずれも日常の基本ですが、いや基本だからこそ、その「やり方」を教わったことはありません。
「歩き方」や「息の吸い方」を習ったことがないのと同じく、あなたも自然になんとなく考えたり伝えたりしているはずです。

この「考える」「伝える」こそ、「型」が特に有効な分野です。

論理的思考・フレームワークの「型」

たとえばロジカルシンキング=論理的思考という言葉をあなたも聞いたことがあるはずです。
簡単に言えば「筋道だった思考」という意味ですが、どのような思考であれば「筋道だっている」と言えるか?
そこには「型」があります。

他にもフレームワークという言葉を聞いたことがありませんか。
フレームワークはそれ自体が様々な「型」そのものです。

「フレームワークは使えない」と言う人もいます。
しかし型は「身につけて」「使いこなして」「組み合わせる」ことが重要です。
ただ本でフレームワークを読んだり暗記したりしても、それだけでは使えません。
料理の本を読むだけでは、実際に料理を作れるようにならないのと同じことです。

クリティカルシンキング、アイデア発想の「型」

ロジカルシンキングとセットの思考としてクリティカルシンキングがあります。
これは批判的思考と訳されることもありますが、多角的思考と訳したほうが適切でしょう。
つまり、物事の一面だけを見るのではなく、「本当かな?」「他の側面もあるのでは?」と懐疑的に考える思考法です。

これについてもクリティカルシンキングの「型」がちゃんとあります。
「一生懸命、いろいろ考えよう!」ではなく、「型」を身につけることで、論理的にも多角的にも考えられるようになるのです。

意外に思うかもしれませんが、新しいことを考える、たとえば「アイデアを発想する」「これまでにない案を出す」「画期的な意見を出す」などについても「型」は有効です。

「えっ、型って文字通り『型通り』の答えを出すためであって、アイデアの発想とは真逆じゃない!?」

いいえ、そんなことはありません。
よく「新たなアイデアは既存の組み合わせだ」と言います。
発想が豊かな人やアイデア豊富な人は、何もないところから突然新しいアイデアを思いついているイメージがあるかもしれません。
しかし実際にはそんなことはなく、既存のアイデアの組み合わせなどの思考の「型」があるから新しいアイデアを生み出せているのです。

回転寿司はビール工場のベルトコンベアからヒントを得たものですし、Airbnbは「自室をホテルにして宿泊料をもらえないかな?」というちょっとした思いつきから始まりました。
アイデアを出すのは才能ではなく「型」です。

あなたはブレインストーミング(略してブレスト)というアイデア出しの手法を聞いたことがあるかもしれません。
アイデアを思いつきでポンポンと出していくのがブレストですが、これも思いつきでなんとなくやってもうまくいきません。
ブレストの「型」があります。

論理的な筋道だった考え方だけではなく、アイデアを出す、これまでにない企画を発送する、などの場面でも「型」は成果を発揮します。

枝葉ではなく幹を!

型は「本質」「根幹」と言い換えてもいいでしょう。
研修などで多いのは、「枝葉」にこだわり、「幹」が十分でないケースです。

たとえば「おせんべいのメーカーが売上減少に悩んでいる。おせんべいの売上を伸ばすにはどうすればよいか」というケースがあったとします。(架空の事例です。)

そこであるべき解は、たとえば
「硬さを理由に食べなくなったお年寄りが増えた」→「柔らかいおせんべいを開発しては」
「若者はカスが飛び散るのがイヤ」→「一口サイズのおせんべいを作っては」
などです。

しかしそういった過程を減ることなく、いきなり「こんな宣伝をしては」「こんな商品を作っては」など、思考が飛躍してしまっている発表が多くなされます。

おせんべいの売上が減少しているのですがから、まずはその原因を探ることが必要です。

・他のスナック菓子に売上を奪われているのか?
・原材料の影響などで価格が高騰していないか?
・おせんべいに限らずお菓子の消費が減っているのでは?

など、売上減少の原因を探ること、それが「幹」です。
その原因が不明なまま売上アップの案を思いついても、それは「枝葉」でしかありません。
幹ではなく葉っぱに水をあげても木は枯れてしまいます。

「型」を抑えることは、このような「無駄の多い努力」「効率の悪い頑張り」を避けることができます。
もしあなたが、まったくしたことがなくルールも知らないスポーツやゲームを習得しなければならない、となったらどうするでしょう。
本で勉強するのももちろんよいですが、それよりもその道のプロに習うのが一番早いですよね。
何がポイントか、どうすればよいか、プロなら手っ取り早く教えてくれます。

「型」も同じようなものです。
型があれば、何が大事な「幹」で、何がさほど大事でない「枝葉」かがわかります。
枝葉の部分の習得に一生懸命になり、肝心な幹を理解していなかった、といった悲劇が避けられます。
幹=型こそ最初に身につけるべきです。

最初に正しい「型」を身につけよう!

以前、私の子供がまだ小さかった頃のことです。
国語の書き取りを見て愕然としました。
書かれていたひらがなの文字に誤りが多かったのです。
点でよいところを伸ばして線にしたり、まっすく横に書くべきところが斜めになっていたり…。
しかも本人は何が誤っているのかも理解していませんでした。
いわば間違った字が本人の「型」になってしまっていました。

こうなると大変です。誤りが本人にとっては基本形なので、そこから直す苦労は、新たに覚えるよりも大変です。
もし最初から正しいひらがなの「型」を身につけていたら、こんな苦労はしなかったことでしょう。
最初に正しい「型」を身につけることの重要さを実感しました。