昨日は(株)メイツ中国で公開研修(定額制研修プログラム)でした。
テーマは「トライアングル式問題解決」で、私の著書をベースにした内容でした。
午前と午後それぞれ2時間半、受講者のみなさまはお疲れ様でした。
—(以下は研修とは無関係の内容です)—
問題解決をするにあたって、仮説設定や論理的思考は重要です。
仮説設定の練習として次の問題を考えてみてください。
「タピオカが流行ったのはなぜでしょうか?仮説を設定してください。」
どうでしょうか、考えてみてください。
よく出てくる回答は以下のようなものです。
「インスタ映えするから」「みんなインスタなどのSNSにアップしたから」
ふむふむなるほど…と思いそうですが、妥当そうでしょうか?
インスタ映えする → だから → タピオカが流行った
このような因果関係である、とこの回答は言っているわけです。
でももしかしたらこの因果関係は逆かもしれません。
タピオカが(別の理由で)流行った → だから → インスタによく載せるようになった
「インスタ映えするから流行った」のではなく
「流行ったからインスタによく載せるようになった」という仮説です。
これは因果関係が逆ですよね。
これはこれで可能性がありそうです。
どちらが正解かはわかりませんが、
「原因と結果」はこのように正反対になることがあります。
※もしかしたら全然違う理由で流行ったのかもしれませんが。
A→B、と考えたときは、
「もしかしたら逆向き、B→Aかもしれない」
と考えてみるのが正しく因果関係を理解するコツです。
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