先日、こんなニュースがありました。
・3年間に5億円以上の売り上げ
・3億3000万円の所得を隠し、1億3200万円余りを脱税した
1年間に売上1.5億円以上、ということは月に1,000万円をラクに超える売上だったはずで、かなりの数字ですね。
実は私も、かなり昔に大阪城の天守閣そばでたこ焼きを食べた記憶があります。
ここのお店かはわかりませんが。
出張中、時間がなく、せめてたこ焼きくらいは食べようか、まあこういうところのはさほどおいしくないんだろうけど…などと思いながら食べた記憶がなんとなく残っています。
それはさておき、なぜ有名でもない店にこんな売上が?と考えると、それは「大阪城の天守閣そば」という立地に他なりません。当たり前ですね。
私はコンサルティングも研修でも、しばしば
「何を売るかより、誰に売るかが大事」
と言います。
「素晴らしいもの」「画期的なもの」であったとしても、それを「欲しい」と思う人がいなければ、売れません。
一方、「それが欲しい!」という人にモノを売れば、確実に売れます。
だから「売れる商品を作ること」よりも「買ってくれそうな人を探すこと」の方がはるかに大事で、肝心なことです。
おそらくこのたこ焼き屋の周辺は競合する飲食店も少なく、まさに「たこ焼きを買いたい人」がたくさんいる環境でした。
だから売れた…なんてそんなの当たり前だ、とバカにすることはできません。
「買う人がいる場所で売る」「買う人がいるモノを売る」
これらは商売の基本です。売れない原因は、商品の品質よりも「適切な人に売っていない」ことが原因であることが多いものです。
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