3回に渡って、「実はやってはいけない3つのこと」をご紹介します。
1)アンケート調査
2)知名度アップの広告
3)より良い商品づくり
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2)知名度アップの広告
多くの方が「知名度がないから売れない=知名度があれば売れる」とおっしゃいます。しかしそれは本当でしょうか。
・お客様がその商品の知識に乏しい
・企業や商品の差を見出すのが難しい
このような場合では、知名度は作用します。簡単に言えば、高度経済成長期のような状況です。
このような状況では、お客様の側では企業や商品についての知識がありません。だから「それを(よく)知っていること」は選ぶ際の一つの安心材料になります。
また、「違いがわからないから、このジャンルの商品ならどれでもいいや」という場合も、知らなければその候補にすらならないので、知ってもらえるだけで買ってくれる確率が高まります。
だから高度経済成長期では、「なるべく多くの人に存在を知らせる」ことが「自社の商品を選んでもらう」ことに直結したのです。
しかし現在はどうでしょう。あなたにとって、「知っている」ことと「買う・買いたくなる」ことはイコールでしょうか。これだけ多様な商品があると、大事なのは「有名であること」よりも「それが自分にぴったりかどうか」ではないでしょうか。
特にインターネットを使えばその商品の評判も知ることができます。それまで知らなかった商品でも簡単に調べることができ、他の商品とどう違うかもわかります。もしそこで悪評が多ければ、知名度の高さはむしろ逆風になってしまいます。
もちろん「知る」ことがなければ買うこともないので、「知る」こと自体は大事です。しかしやみくもに知ってもらうこと=知名度を高めること、が売上に直結する時代は終わりました。
大事なのは「買ってくれそうな人に知ってもらうこと」です。そのためには5人聞き取りで「買ってくれそうな人は誰か」を調べることが有効です。
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