日本語指導のボランティアをして感じた「言い換えるスキル」

最近、ボランティアで外国人に日本語を教えています。

近所の公民館が外国人むけに日本語講座を開講しており、そこでほぼマンツーマンで日本語を指導しています。

私は日本語教師などの資格はありませんが、できる範囲でお手伝いしています。

先日は、ベトナム人の指導をしました。

日本語能力の試験の合格を目指しているとのことで、その問題の把握と答え合わせをしました。

問題を見せてもらうと、もちろん問題文も設問もすべて日本語で、非常に難しい!

中学生の国語のテストなみの難易度です。

おそらく20年前くらいに書かれたエッセイのような文章なので、「木立」など、会話ではなじみのない単語や表現もたくさん登場します。

もちろん受講生が知らない単語もたくさん出てくるのですが、それをわかりやすい日本語で説明するのはとても大変でした。たとえば…

「殺風景」とは?

「駆け込む」とは?

「(人と人が)落ち合う」とは?

「毛頭ない」とは?

「物足りない」と「足りない」は違う?

「もったいない」と「持たない」は違う?

などなど、文法や漢字の読み方なども含めると、きりがありません。

英語で説明することもできないので、やさしい日本語に置き換えて説明するのはとても大変でした。

これは考えてみると、私の研修やコンサルティングにも非常に似ています。

マーケティング用語など、経験者であれば「コンバージョン」「ペルソナ」などと言っても通じます。

しかし不特定多数との研修・コンサルでは、そうもいきません。

わかりやすい言葉に言い換えるスキルは職業に関わらず必須のスキルである、と改めて感じました。

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