結局は積み重ね

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デキる・デキないの違いとは?

デキる社員とデキない社員の差とは何でしょうか?

ものすごく乱暴なテーマですし、私自身が人をデキる・デキないなどとジャッジする身分でないことは理解しています。

しかし、数多くの社員の方々を見てきて、

「なるほど、デキる社員はここが違いだな」

と気付いた点が一つあります。それは、

  • デキる社員は積み重ねを重視し、
  • そうでない社員は積み重ねを軽視している

…です。

「応用=基礎の積み重ね」をわかっている人・いない人

デキる社員は、単純・単調な基礎の部分をしっかり・きっちりやります。

明らかに知っていることや簡単なことでも、こんなの簡単だよ、とバカにしたり軽視したりしません。

そして私が「では今の基礎を元にして、応用をやってください」と言うと、自分の従来のやり方は一旦置いておいて、愚直に先程やった基礎を応用にあてはめてみようとします。

そうでない社員は、基礎を軽視します。

基礎を飛ばし、応用をやりたがります。まだ基礎ができていないのに「応用ができるようになる必要がある」と考えているからです。自分は基礎ができていない、ということにも気付いていません。

そこで私が基礎を教え、「ではこれを応用してみましょう。」と新たなお題を出します。すると、先ほど教えた基礎を丸ごと忘れ、応用問題を自分の従来の考え方でゼロから解こうとするのです。

デキる社員は基礎を積み重ね、その積み重ねで応用を解きます。だから基礎が大事なことをわかっています。

一方、「そうでない」社員は、基礎を積み重ねる→その結果として応用がある、という過程が途中でスキップされてしまっています。だから基礎を軽視し、基礎の延長が応用であることに気付いていません。

「デキる」人になるためには?

簡単に言えば、何事もデキるようになるには、身も蓋もないことですが

基礎の積み重ねしかない

と私は思います。

書店に行けば○秒で○○できる!とかたった1ヶ月で××が!のような書籍がたくさんあります。

それだけ手っ取り早く何かをできるようになりたい、というニーズがあるのでしょう。

しかし現実にそのような短期間で何かを身につけ、成果を出すことができるでしょうか?

あなたも自分が身につけたこと・結果を出せていることを振り返ると、それはやはり基礎をコツコツ積み重ねた結果ではないでしょうか?

コンサルタントとして、○○が簡単に身につきますよ!と言ったほうがウケがよいのはわかります。

しかし残念ながら、そんな手っ取り早いハウトゥーはありません。
(もちろん、私のサポートによって、通常6ヶ月かかるところが半分の3ヶ月で済む、などはあるかもしれません。それをたったの1日で!はありえません。)

結局、「デキる人」になって応用問題も解けるようになるには、基礎をコツコツ積み重ねるほかありません。

社員教育も同様です。「デキる社員」を育てるのに、何か研修を一回受けさせれば大きく変貌する、なんてことはありません。

コツコツ教育して能力を積み重ねるしかないのです。

急がば回れが何事においても最終的には真理なのかもしれません。

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