ほめるのは「すぐ」

何かの本で読んだのですが…

人間の脳は、何か行動に対して「すぐ」ご褒美や報酬、達成感がないと、喜びを得られないのだそうです。
(具体的な時間は忘れました…すみません)

何かいいことをした、成功した、といった場合に「すぐ」ほめられると、「うれしい、もっとがんばろう!」と”快感”を感じます。

しかし、それが翌日であったり1週間後であったり、時間が経過されるとそのうれしさは大きく減少してしまうのだそうです。

これは言い換えると「すぐのご褒美がないと、やる気は続かない」。

ダイエットや英会話が挫折しやすいのもこの理論で説明ができます。ダイエットや英会話は継続的に行って少しずつ効果が出るものであり、ちょっと取り組んだからといってすぐのご褒美=すぐの成果が得られる性質のものではありません。だから脳はこんなことして効果があるのかな…と挫折してしまうのです。

反対にテレビゲームやスマホゲームなどはこの「すぐのご褒美」をうまく活用しています。ゲームを進めるにつれて、使えるアイテムが増えたり、キャラクターが成長したり、ポケモンのように収集したり…と「わかりやすいご褒美」がどんどん得られます。スマホゲームの「ログインボーナス」はその最たるものでしょう、起動しただけで「ご褒美」がもらえるのですから。

だから私たちの仕事や日常生活でも「すぐ褒める」をクセにする必要があります。

四半期ごとの部下の評価のときに褒めよう…とか、週に一度のミーティングで褒めよう…では遅いのです。

良いと思った瞬間、「それいいね!」と褒めないと効果がない、のが人間の脳のクセなのです。

「いいことはすぐ褒める」を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

代表・幸本陽平 プロフィール

幸本 陽平
幸本 陽平
化粧品デパートのマーケティング業務に携わり、その後独立。
研修や執筆、マーケティングをわかりやすく伝えるための活動などに取り組む。

(株)東風社代表取締役 中小企業診断士 一橋大学卒
広島市在住、新潟県長岡市出身

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