私は日々、研修やセミナーを提供していますが、そこで実感すること。
それは
”型にはまる”
ことの重要さです。
デキる人、覚えが早い人は、いい意味で素直に型にはまります。
そのため、成長や習得が早いです。
一方、そうでない人は、型があること、それに従うこと自体を忘れてしまいます。
そしてオリジナルの従来のやり方でやってしまい、習得に時間がかかります。
デキる人ほど基本をしっかりとやり、そうでない人ほど応用をやりたがる。
この傾向は普遍の真理と言ってもいいくらいです。
私の小1の息子も、慣れている問題ほど問題を読み飛ばしたりしますし、基礎ができていないのに難しいことに手を出してすぐに投げ出したりします。
人間の傾向は、小1から大人になってもそうは変わらないのですね。
業務システムの導入などでも、”型にはまる”ことが重要だと言われます。
「今の業務のやり方に合わせてシステムを導入する」
のではなく、
「システムに業務を合わせる」
ことが、システム導入の成功のコツだと言われています。
システムは、平準化、標準化され、使いやすいものになっています。
だから、そのシステムに業務を合わせることが、結果として最も効率がよくなるのです。
「型にはまる」ことは、不自由なようでいて、逆に私達をラクにしてくれます。
日常生活の買い物においても、最近は
「ロボット掃除機が下に入り込めるソファやベッドを選ぶ」
「食洗機で洗える食器を選ぶ」
など、いかに型にはまるか?を先に考えてから買い物をする人が増えているそうです。
自由は不自由、型にはまることこそが自由、なのかもしれませんね。
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