ストレートな表現を使う

仕事ではない、とあるプライベートの電話での会話です。

私は電話の相手からある依頼を投げかけられ、「(あなたが)それをすることは難しいですか?」と聞かれました。

それに対して私は「はい。難しいです」と答えました。

すると相手は私はムリなのだ、できないのだ、とその依頼をすることをあきらめました。

しかし私の回答の意図は「難しいけど、できる」だったのです。

難しいとは答えましたが、「やらない」「できない」とは一言も言っていないのです。

難しいかどうかを聞かれたから、難しいと答えた、それだけです。

このような私の返答に、「融通が効かない」「難しい、ってのは断るときの常套フレーズでしょ」と思う方もいるかもしれません。

しかし私からすれば、難しいから難しいと答えただけで、する・しないを聞くなら最初から「できますか?」などと聞いてほしかったです。

※この食い違いの推測は電話を終えて半日くらい経過して気づきました。あくまでも私の推測に過ぎませんが。

相手に直接お願いをしたり断ったりするのは失礼、だから依頼なのに「難しいですか?」と聞いたり、断りなのに「難しいです。」と間接的な表現で返答をする。心情としてはわかりますし、それを全否定するつもりはありません。

しかし、相手が複数の意味にとれるような表現は避けたほうが無難でしょう。

関連する有名なジョークで、こんなものがあります。

外国企業からの依頼について、日本企業の日本人の担当者が、断る意味で「それは難しいです」と答えた。

すると外国企業の外国人担当者は「ビジネスですから難しいのは当然ですよね!では一緒にがんばりましょう!OKですね!」と合意が成立したことにされてしまった…

「遠回しの表現」が誰にでも通用するとは限りません。

私の場合はプライベートなことだったのでさほど問題にはなりませんでしたが、「言った・言わない」を防ぐためにも、遠回しな言い方には気を付けたいものです。

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