※本記事の画像は私がすべて北京で撮影したものです。
タピオカドリンク、流行っていますよね。
私が行った北京でもジューススタンドがたくさんあり、タピオカドリンクももちろん流行っていました。
(ただし、どちらかというとフレッシュなフルーツのジュースの方が人気のようでした。薄くスライスしたオレンジ等をカップ内側の側面に貼り付けて、”映える”見た目でした。)
(これは普通のピーチティーですが…。でも果肉がたっぷりでおいしかったです。)
でもこのタピオカドリンク、昔からありました。
つい最近まではむしろ「懐かしの」というくくりであったようにすら思います。
なぜ突然、流行しだしたのでしょうか?
それについて、こんな意見を目にしました。
みんな、タピオカドリンクがすごく好きで飲んでいるというよりも、
「タピオカドリンク飲もうよ」と誘ったり、一緒に行列に並んだり、写真を撮ったりすることが
コミュニケーションになっているんです。
大人が「一杯飲みに行こう」と誘うのと同じですよ。
なるほど、と思いました。
タピオカドリンクがコミュニケーション手段になっていて、
タピオカきっかけで人を誘う→タピオカを飲む→その画像を見て自分も行きたくなる…
この好循環が起こっている、そんな説です。
こう考えると、タピオカドリンクはカラオケやプリクラと同じようなものなのかもしれません。
カラオケやプリクラも、「何がなんでも”それ”をしたい、”それ”が欲しい」という性質のものではありません。
「一緒にカラオケ行こうよ」「一緒にプリクラ撮ろうよ」
という人を誘うきっかけとして機能しています。
それが今は「一緒にタピオカ飲もうよ」になり、
並ぶ→写真を撮る→インスタにアップする…の一連のコミュニケーション
になっているのではないのでしょうか。
ということは、タピオカドリンクはカラオケやプリクラと同様、単なる飲食物というよりも、人と人をつなぐ媒介=「メディア」と言った方がしっくりくるかもしれません。
ITが発達しても、いやむしろITが発達したからこそ、人とのコミュニケーションがエンターテイメントであることは代わりありません。
そこで「人と人をつなぐ存在」になれるかどうか、が飲食物でもサービス産業であっても大事になってくるのではないでしょうか。
「我が社の商品は、人と人をつなぐ存在になれるか?」と見つめ直してみると、新たな切り口が見つかるかもしれません。
(これはチーズグリーンティーです。下の緑茶はとても濃くて苦いのですが、上のチーズ風クリームと混ぜるとまろやかになり、とてもおいしかったです。飲んでばかりですね…)
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